区画数4区画!!
もちろん都市計画法の基準に基づき
草津市より開発許可を受けていきます。
稲作の刈り取り前です。まだ青々としています。 |
去年の夏頃の現況写真です。現状は田んぼです。
これから都市計画法に基づく開発許可を草津市役所
へ申請いたします。
「平成22年10月」
本土地は、文化財保護法に基づく中沢遺跡に指定されています。
上記、開発申請と平行し、文化財の試掘・本掘調査に入ります。
下記写真は試掘時の写真です。
開発地内の道路となる場所を本掘調査していただいた結果、
弥生時代の土器等が出土したようです。
大古の昔、このあたりに人の生活の場があったようです。
このような場所は草津市内にはいくつもあります。
「平成23年3月」
当社よりの開発許可申請に基づき、
草津市長より都市計画法に基づく開発許可をいただきました!!
この許可をいただいたことにより始めて造成工事に着手できます。
造成工事は大津の「㈱松浦組」さん
http://www.matsuura-gumi.co.jp/が施工します。
工期は5月末頃までを予定しています。
近隣の方にはしばらくご迷惑をおかけします。
工事着手前の現場風景です。
さあ いよいよ造成工事開始です。
先ず、田んぼのあま土(耕土)に土壌改良剤を混ぜ合わせます。
あま土の強度を上げる為です。
重機であま土(耕土)をめくって集めます。
次に、改良剤を混ぜ合わせます。
あま土(耕土)1㎥あたり改良剤約50㎏を目安に混ぜ合わせます。
灰色に見えるのが改良剤です。 |
重機で混ぜ合わせます。 |
この改良作業を何回かに分けて施工します。
最後に強度の高まった耕土を均等に敷き詰め直し
転圧し、しめ固めていきます。
「平成23年3月29日」
今日は、もともとの地盤の強度を検査しました。
検査方法は「スウェーデン式サウディング試験」です。
土留め用のコンクリート擁壁等を設置するのにあたり、
地盤に擁壁を支えるだけの強度があるのか検査します。
真ん中にあるのは「おもり」だそうです。 |
このような棒(ロッド)を地面に差し込んでいきます。 |
検査の結果、
「コンクリート擁壁の支持地盤としては十分な強度である。」
との結果報告でした。
「平成23年3月29日」
本土地はもともと農地ですので、道路より低く、
道路と同じ高さまで盛土します。
搬入土は、栗東市の採石場の山の土です。
もともとの大きな山の原石をほぼ均等に砕石したものです。
「平成23年3月29日」
本土地はもともと農地ですので、道路より低く、
道路と同じ高さまで盛土します。
搬入土は、栗東市の採石場の山の土です。
もともとの大きな山の原石をほぼ均等に砕石したものです。
搬入土を重機で均します。 |
最近は、コンクリートの建物等を解体した後のコンクリートを
粉砕し再生土として盛土に使用されることもあります。
強度的には、山の土も、コンクリート再生土も変わらないそうです。
コンクリート再生土のほうが「エコ」ですが、
今回は山の土を盛土に使いました。
山から採取した盛土用土砂 |
盛土の為に搬入した土は、約30cm盛土したごとに
転圧機にて転圧し、しめ固めしていき、
またその上から盛土していきます。
「平成23年3月30日」
次に、いよいよ土留め擁壁を据えつける作業に入ります。
今回の工事は主に既製品(二次製品)で、
草津市の開発基準に適合したL型擁壁を使用します。
既製品(二次製品)のL型擁壁 |
先ずは、擁壁を据えるところを重機で掘削します。
掘削完了時 |
次に、擁壁を据える基礎(ベース)を作っていきます。
まず、砕石を敷き締め固めます。
「平成23年3月31日」
次に、基礎(ベース)となるコンクリートをうちます。
型枠を作りコンクリートを流し込みます。 |
乾燥したら型枠を外します。 |
「平成23年4月1日」
いよいよ基礎(ベース)の上に、擁壁を据えます。
土地境界際に慎重に据え付けます。 |
「平成23年4月4日」
最後に各擁壁をアンカーボルトを打ち、
各擁壁と擁壁の間の目地にコンクリートを打ちます。
又、その他
敷地の角にあたる所、今回据えたL型擁壁(二次製品)
との間は現場にて型枠を組み、
その型枠にコンクリートを流し入れて、重力式の擁壁を作ります。
型枠が組みあがりました。 |
重力式擁壁は、自重(自身の重さ)で土留めします。
L型擁壁は、土の圧力で土留めします。
「平成23年4月5日」
重力式擁壁の型枠をはずし完成です。
これで概ねの擁壁工事は終了です。
型枠をはずした重力式擁壁 |
【平成23年4月6日】
次に、開発区域内に新たに設置する
道路の構造物の工事にかかります。
まず、道路の角に道路側溝からの雨水を
集める「集水枡」を設置します。
開発申請図面より正確に位置を出し、
ベース(基礎)を作ります。
基礎の砕石 |
既製品(二次製品)の集水枡を設置します。
位置、傾き等を微調整します。 |
次に、この集水枡に雨水を流す
道路側溝及び、バイコン管(暗渠管)を設置します。
バイコン管(暗渠管) |
可変式道路側溝 |
先ず、今までと同じように設置する場所を掘削し、
ベース(基礎)を作ります。
掘削し、均します。 |
転圧機で転圧します。 |
次に、この上に基礎コンクリートを打ちます。
型枠を作ります。 |
【平成23年4月7日】
基礎コンクリートが打ちあがりました。 |
出来上がった基礎コンクリートの上に二次製品の
可変式道路側溝を据え置きます。
水平になるように調整しながら据え置きます。 |
以上で、造成による工作物工事は概ね終了です。
最後にある程度まで少しずつ転圧しながら盛土します。